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zoom RSS 肺がん手術後のリハビリ 夢の大菩薩

<<   作成日時 : 2012/10/27 16:35   >>

驚いた ブログ気持玉 13 / トラックバック 0 / コメント 0

 2012年3月7日の手術は右肺の
 「中葉」にガンがあったのだが
癒着が非常に激しかった為、
手術は困難極め・・・。

 執刀医 H氏 の談では
ガンセンター病院の約半世紀の歴史で、
呼吸器科が癌摘手術を執刀した中で
1・2を争う 困難な手術だったそうだ。

 手術時間5時間半、出血量850cc
であったが無輸血で手術を終え
執刀医にとって会心の手術だった。
 
結果として右肺の「中葉」「下葉」を
含め今回の手術で摘出されたので
私の肺機能は健常者の肺の面積の
約半分をこの日失ったこととなった。


画像

                  画像解説・・・ご近所の庭先に実るリンゴ
                  2012.10.24.早朝は気温一桁の冷え込みで
                  放射冷却による朝露が真夏のように降り
                  目の覚めるような色彩の自然が見られた。

                  早朝に光るつゆを目撃するとリンゴの色が
                  心の中を温めてくれるから不思議だ!
                  困難な手術を体験するたびに、人間は自然
                  界に生かされていることを実感して強める。


 “日本人の約半数がガンを患う”
こんなデーターがある情勢の中、
 ガン イコール 死 では無く、
社会復帰を目指す医療体系の考えが
最近ではあるが徐々に強まってきた。

 昨年の2月に受けた4回目の手術、
そして今年3月の5回目の手術では
この点で患者に接する医療スタッフの
取り扱いがすごく変化した事を体験した。
 
 退院前に今後の治療計画を話し合った
時のことである、ドクター H氏 より
 貴方はずいぶん行動派なので

“術後3ヶ月間は”
「決して無理をしないで下さい」

「取り返しのつかない事態だけは避けたい」

と言われ、その期間が過ぎれば

「肺に負荷をかけても大丈夫です」

・・・ と執刀医より忠告された。


画像

                      画像解説・・・・・
                      山梨県甲州市の通称大菩薩峠へ
                      むかう登り口の
                      裂石から上日川峠に向う山道で
                      標高1,500bくらいの紅葉の様子
                      今月末には最高の紅葉が予測。



 私の性格が何処から漏れたのか?
後日判明したことだが・・・。

術後個室の中で縫合した右肺の
痛みから腕が上がらず、壁に向って
腕を上に挙げる自己流ストレッチや
廊下で行なう下半身の強化?

いや現状維持!を目指すヒンズー
スクワットをしていた事が看護師から
ドクターに報告されていたようだ。

 私は入院中のベットの中で
ひそかに自分なりのリハビリの目標を

7ヵ月後の秋の紅葉の季節には

“大菩薩峠のトレッキング”へ
   
“自分の体を復活させる!”
こんな目標を建てた。

 理由は以下のブログを参照
http://salontakemori.at.webry.info/201110/article_1.html
当時2歳の女の子から戴いた
チャレンジャー精神!
この体験が強烈に残っていたのだ!

 私は一種の夢と思っていたが
今後の治療計画の話し合いの中で
ハードルを高くした自分の夢を
思わず主治医に告げていた!

 ・・・医師 H氏 は笑っていたが
半信半疑で・・・
「頑張ってください」 と受止めて頂いた?

しかし同席した家内はタケノコ掘り事件
つまり
術後一ヵ月後、タケノコを掘っていて
家内から泣いて抗議を受けた事件!

家内はすごく深刻に受け止めていた。


画像

                   画像解説・・・
                   前日の雨に洗われた清清しい大気で
                   濁りの無い真っ青な深い蒼空! 
                   
                   天然の老木に実る「マユミの実」が少
                   し割れて、その中心から
                   真っ赤な実が顔を覗かせ美しい。

                   海抜2,000bともなると、野鳥の餌も少
                   ないので、はじけた実は野鳥たちの
                   生活の糧となるようだ。



 10月24日、我が家を8:15分に出発
15,6`走行し、上日川峠に8:54分着

 9:00ちょうどに長兵衛小屋を出発
無謀な私がとうとう歩き始めたのだ、
妻は黙って私を見守りつつ3歩後ろを
歩みながら私をこわごわ見守っている。

 100bくらい登ったところで
もう息があがってしまう私がいる・・・。

後ろを歩いてきた妻の杖を借りる事とし
両手に自作の竹の杖を持つこととした
この時点で50bくらい後方に背の高い
女性が一人で登って来ることを確認した。

 杖を両手に持つとやはり楽になる
それでも呼吸数はおよそ5〜60回はあり
話をしながら登ることができないほどだ。

 そこから150bくらい登ったかどうか?
さきほどの女性が私に追いついてきて、
 「おはようございます」
と言いながら・・・私をかるがると抜いた。

 私は病気リハビリ中のことを忘れ心底
 “くやしい”   と思った!
生まれながらの性格は直らない(笑い)



画像

                   画像解説・・・富士見荘の名物ブランコ
                   並んですわる・・・
                   スイングしながら無言で家内と話す・・・
                   
                   「手術はこれで終わりにしたいなぁー」
                   
                   ・・・・・(暗黙の時間が流れる)・・・・・
                   
                   トレッキングコースに建つ富士見荘の
                   富士山見学用のウッドデッキが壊れた
                   まま放置されているので、もう営業は
                   してないかもしれないが闘病生活を
                   振り返ると壊れた設備が私の心の状況
                   を如実に物語っているかも知れない。


 

 2010年に大菩薩に出かけた時の
ブログを参照してください。
http://salontakemori.at.webry.info/201010/article_1.html

振り返ってみると 節目節目で
大自然のパワーを戴いている
私がいると
この記事を読んで再確認した
やはり人間の源は大自然だと気付く。

 画像のブランコに夫婦で座る
富士山を眺めつつ
闘病の過ぎ去った日を反芻する。

 明日から続くであろう修行の日々を
またかみしめながら大自然に語る。

 私の体からガンを追い出す日が
やって来るだろうか・・・。
 家内は黙して語らない!

そうだ、神のみ知りえて
回答は無いのだ!

 友人F氏 から戴いた
岡山県の銘菓
「古見屋の田舎羊羹」一切れずつ

このブランコに揺られながらで戴く
 うめ〜!
 生きている証拠である、そして
 体の芯からパワーが蘇ってくる。

 友人の愛情と五感のご利益
 “生の尊さ” 
それを実感する老夫婦がいる!



画像

                   画像解説・・・
                   峠付近の原生林の中にナナカマド発見
                   美しく実った実が落ちてしまった状態だが
                   初冬の風情を漂わせた古木のパワー!
                   がそこにあった。

                   このナナカマドもマユミ同様太らない木で
                   画像の太さでも樹齢は数百年と思う。

                   海抜100b以下の愛知県の我が家の庭で
                   は憧れの「樹種」で思わず顔がほころぶ。



 トレッキングを始めて呼吸数が
5〜60を下回ったのは先ほどの
ブランコに乗った時だけで70代
くらいのご婦人のグループにも
かるがると追い抜かれる始末!

 しかしまだ体力は限界ではない
自分の体の感触は陸上やバスケット
野球・水泳などを45歳まで多くの
スポーツをこなしてきた私には
自身の限界がある程度わかる!

もう過信かなー(笑い)

 登る間、何人に抜かれようとも
“悔しい 々”
と 言いながら登り続ける私・・・
一種の神がかり的状態かも知れぬ

 少し顔面(目から額付近)が白くなり、
思考能力が薄くなってきた。
 
 登り始めて1時間半が経過した頃
上画像のナナカマドを見つけた。

 原生林に近い自然のままの古木で、
この木の赤い実が実った風情が大好きで
愛知県で何回も植栽にチャレンジしたが
3年くらいすると枯れてしまい家の庭に
植えることを断念した木である。



画像

                   画像解説・・・
                   大菩薩峠付近で目標達成の記念撮影
                   
                   その壮大な景色は綺麗には違いないが
                   私の心境は ICUの部屋からのリハビリ
                   計画の一部がここに達成できた喜びの方
                   が勝るので一般の方とは大きく違うと思う。
                   
                   第3次・4次とまだまだ続くであろうリハビリ
                   とりあえず今を喜んで眺望を楽しもう。
                   
                   背中は私の心を如実に物語っている!



 10:40分 術後7ヶ月のリハビリ
長期計画の第二段階で目標にして
いた大菩薩峠の「介山荘」に到着!

自然現象のためトイレに向うトイレへ
入り口に「おしっこも鹿の餌」 ・・・の
看板に「自然保護の難しさを知る」
人生修行の毎日だと思い知らされる。

 この計画で登り始めた時内心では
富士見荘まで歩ければ万々歳!
と 考えていた私だが・・・。

 大菩薩峠の石碑から富士山の見える
地点まで、さらに100bくらい登ると
 
おもわず・・・ 
 
「涙がこぼれそうになる」

 10年前ならあの世に召されるほどの
そんな深刻なステージの癌であった私が
 
 いまここで、富士山を眺めながら
妻と供に1,900bの地で足を踏ん張り
「オムスビ」をいただける自分がいる。

 奇跡だよなー!
まわりのすべてに 感謝 そして・・・ 
 またまた感謝なのだ!



画像

                   画像解説・・・
                   下山する休息のとき偶然見つけた蜘蛛?
                   手足が長いのが特徴で3匹を見つけたが
                   デジカメを構える30秒くらいの間に・・・
                   
                   歳を取って動作が鈍いのかバックから
                   カメラを出して、スイッチを入れる動作の間に
                   1匹しか撮影できなかった。



 感動を胸に一杯詰めて食事をし水分 
を補給し 11:05分下山をはじめる。

 ここまで気を張っていたのだが
20分くらい下山を始めると なんと・・・

“膝が笑い始める”

 これはスキーをやっていた時
良く起きる筋肉の疲れのサイン!
足の踏ん張りが利かなくなるので
路面の凹凸に注意が必要となる。

 登りは一度しか休まなかったが
下りはそんなわけで合計4回の
休息を取ることとした。

 その折に見つけたのが
画像の蜘蛛?
雲の図鑑で調べるのだが
正体がわからない?
どなたかご教示してください!

 この蜘蛛?体長は10〜13ミリ
足の長さは10から15cmくらいと
異常に長く、芸術的にも美しい!

 リハビリを兼ねたトレッキングは
充実感一杯!
そして思わぬ副産物!新種の蜘蛛?

 話変わる蜘蛛」は中国では
「幸運が天から降っ てくる」 ...と言われ
 とにかく めでたいのだ!

 12:45分 上日川に到着。

 この体力なら来年の夏くらいまでなら
生命の保障が見込めるのでは ・・・と。

 “一人微笑む”

こんなゲンにすがる小心者の私が
ここにいる事に気付く・・・。

(2014年05月20日 原稿加筆)  

三河の猿。

・・・・・追伸・・・・・
このトレッキングを実施した後の
10月26日・27日・29日と
恐ろしい夢を連続で見る。

うーうー唸っても家内は反応が遅い。

朝食の最中
「怖いのだから早く起こせ!」と喧嘩が始まる。
(笑)
 
やはり体は酷使されたのだろう。

END

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